おわりに


 これで当カテゴリーでお話ししたいことはすべてお話しました。とはいっても当カテゴリーの目的は「平易なプログラミングを通してコンピュータの基本を学ぶこと」、主としてコンピュータのプログラミング入門者を対象としているので、コンピュータについての全てをお話しているわけではありません。また当カテゴリーの実習で使用したTiny Basic for Windowsについても、その全ての機能を網羅したわけではありません。
 当カテゴリーの実習がきっかけでTiny Basic for Windowsをもっと深く勉強してみようという方は、ぜひ制作者のtakeuchiさんのサイトで勉強してください(下記リンクから行かれます)。
              Tiny Basic for Windows
 そしてコンピュータについてもっと専門的な知識を身に付けたいという方は、ぜひ機械語によるプログラミングに挑戦してください。演算、条件判断、繰り返し処理などをコンピュータがどうこなしているのかがわかります。
 最後になりますが、ここまで頑張って読んでくださった皆様にこういうことを申し上げてたいへん申し訳ありません。プログラミング言語を覚えてプログラムが書けるようになっただけでは実用的なシステムが構築できるようにはなりません。システム構築ができるようになるためには、この後、システム設計の勉強をする必要があります。システム設計の第1歩は現状分析からですが、現状分析ができるようになるには、コンピュータの知識以前に対象の業務についての知識が必要です(筆者は昔、これで大っ恥かいた経験があります)。
 そして出来あがったプログラムが目的通りに正しく動くかどうか、システムが目的どおりに間違いなく効率良く稼働するかどうか、これらが出来るようになるにはプログラムテスト、システム評価についての知識も必要です。これから職業プログラマ、SE(システムエンジニア)を目指そうと思っている方は、それらについて勉強していってください。
 当カテゴリーがきっかけでふだんword、excelなどで使っているパソコンがどういう機械なのかということに皆様が目を向けてくだされば、コンテンツ制作者としてこれ以上の喜びはありません。


B.S.I.Works管理人

石 井 哲 夫
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