モンゴル調査研究(5)
2017.09.22
ウランバートルでの前半日程を終え、今日はここから600kmほど離れたドルノド県チョイバルサン市へと移動します。所要時間は車で約11時間ほど。ウランバートルのDREAM HOTELを朝、7:30に出発。チョイバルサン市に着く頃は夜になっている見込み。



出発後30分ほどのところにある大きなスーパーマーケット(写真左)で必要な物を買い込みます。道路を挟んで向こう側にはモンゴル国鉄の線路が通っていて運が良ければモスクワ行の国際列車が通るのですが、私たちがここにいる間には来ませんでした。スーパーを出てさらに30分ほどで、草原の中にそびえ立つチンギス・ハーン像が見えます(写真右)。とにかくムダにデカい。ここはチンギス・ハーン記念パークとなっていてこの像の顔近くまで上がることができます(2014年のモンゴル訪問時には上がってみました)。



途中の土産物店や食堂がある休憩所(写真左、日本の道の駅のような感じ)の場所で長めの休憩。こういう休憩施設がチョイバルサンまで何カ所があり、路線バス(ウランバートル~チョイバルサンには路線バスもあります)も立ち寄ります。
昨年(2016年)に来たときは、道路の状態が大変悪く、しばしば道から外れて草原・砂漠の中を走行したのですが、1年間で見違えるように道路が整備され(写真右)、昨年のように走行中に車の天井に頭ぶつけることはなくなりました(笑)。



ウランバートルを発って7時間ほど(途中の買い物や休憩時間を除くと6時間ほど)、ヘンティー県ウンドゥルハーン市へと入ります。この県を構成する群のひとつダダル郡はチンギス・ハーンの故郷と言われています(*1)。市中心部から少し離れたところにある。ホテルの1階のレストラン(写真左)で昼食・休憩。休憩時間が比較的長かったので、レストランから徒歩15分圏内の町見物(写真右)。昨年もここに立ち寄っていますが、このウンドゥルハーンという所、なんかとても気に入ってしまいました。いずれプライベートな旅行で来てじっくり見てみたいと思います。



ウンドゥルハーンを発ち、ひたすらチョイバルサンを目指します。沿道では随所で放牧の様子が見られます(写真左)。チョイバルサンまであと2時間ほどの所で日没となりました。日本では水平線に沈む太陽は見たことはあっても地平線に沈む太陽が見られる場所はそう多くはありませんが、ここではバッチリ見られます。息子は地平線に沈む太陽をバックに自撮りしていました(写真右)。昨年は9月上旬に来ているのでここを通ったときはまだ日中の明るさでした。今年は秋分の日を挟んできているのでかなり日が短くなっていました。

20:00頃、チョイバルサン到着、今夜から26日まで滞在します。

(注)
*1)2001年からの新潟大学人文学部、白石典之氏らのアウラガ遺跡発掘調査により、この地にチンギス・ハーンが築いたモンゴル帝国の首都があったことが判明

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